築古戸建てのリフォーム費用を抑えるコツ

不動産投資の足跡

 「DIYできないけど、安く修繕するにはどうするの?」

 「もしかして、値引きできる裏ワザとかあるの?」

 そんな疑問も多いと思います。

 私はいつも営業時代に培った方法で費用を安く抑えています。

 それは「ローラー作戦」です。

 ローラー作戦とは、ローラーをかけるようにしらみつぶしに徹底的に行う手法です。

 客観的に見れば費用対効果は悪いかもしれませんが、相場が把握できる点と依頼する業者者の人柄等を確認できる点を考慮するならば、最良の方法だと私は思います。

 では、具体的に説明します。

リフォーム会社の探し方

 まずはリフォーム会社から探そうと思いましたが、何のコネもありません。

 こんなときは、銀行の営業時代に培ったローラー作戦です。

 地道なローラー作戦は時間がかかるかもしれませんが、地域の特性や人柄に加え、何より相場が分かります。

 探し方は、例えば『遺品整理業者 地域名(〇〇県や市区町名を入力)』とシンプルで大丈夫です。

 そして、色々と検索すればするほど、分かることもあります。

 遺品整理は慎重にやってくれるので高い相場です。

 その代わり、不用品でも価値があるものは買い取りしていただけたりします。

 しかし、不用品回収となると、全てを処分する形なので買い取りはしてくれませんが、相場が安くスピーディーに終わります。

 と、探すだけでも知識が深まります。

 また、探す際に地域密着型でホームページがそこまで凝っていない場合も低価格だった印象なので狙い目です。

 後は、その地域に知り合いがいれば聞くも良し、たまたま出くわしたご近所さんに相談するも良し。

 ネットだけに頼らず、足を使ったりと、あらゆる角度から攻めるのがベストだと思います。

見積の依頼方法

 ネットやチラシで見つけることができた地元業者から大手会社まで、あらゆる業者に見積をお願いすることにしました。

 多い日は1日5件程、1時間置きに業者と会い、週末を有意義に使いました。

 そこでの具体的な依頼方法は、遺品整理ならプラスαとして他にできることがあるか聞き取りするこが大切です。

 遺品整理で多かったのが、家電の処分、部屋の清掃もお任せくださいと、よく言われました。

 同じ業者に複数の仕事を依頼すれば、コストが抑えられます。

 これは紛れもない事実です。

実際に依頼した業者

 実際に依頼した業者の中で、全国規模かつ格安に請け負ってくれるところを紹介します。

 それは、「シルバー人材センター」です。

 本当に素晴らしい会社だと思います。

 年配の腕のいい職人さんが、お小遣い稼ぎで請け負っているケースもありますし、何よりの破格の見積書が届きます。

 しかし、年配の方が多いので、どうしたいのか正確に相手に伝えることが大事です。

 私が実際に依頼したのは、木の伐採・除草作業です。

 他社の見積は、

 A社…計94,000円

 剪定伐採 3人工 54,000円

 伐採処理代金 4台 40,000円

 B社…計108,000円

 回収運搬費 4トントラック(平積み) 86,400円

 作業人件費 2名 21,600円

 シルバー人材センターは、

 シルバー人材センター…計35,411円

 木の伐採の作業料 1,298円×14H=18,144円

 除草の作業料 864円×7H=6,048円

 切屑運搬処理 8,000円

 事務費 3,219円

 どちらが安いかは、一目瞭然ですよね。

 費用も安く、作業後の仕上がりも完璧でした。

不動産会社と信頼関係のある業者

 数々の業者に依頼した結果、あることに気づきます。

 不動産会社がごひいきにしている業者は相当な割引価格ではないのかと…

 社長にアポを取り、紹介していただきました。

 すると、驚愕の事実が判明します。

 あんなに苦労して見積業者と打ち合わせしたのに、不動産会社から紹介された方が圧倒的に安くなっているではありませんか!

 もうあの苦労は…と自問自答しましたが、これはこれで良かったのかもしれません。

 一応、シルバー人材センターと地元の下水道工事業者だけはこちらが探した方が安く済みました。

 それ以外は惨敗です。

 一応、実際に依頼した見積書を掲載しときます。

 費用の参考になれば良いですが…

 他の見積書も見たい方がいましたら、お問い合わせからご連絡ください。

まとめ

 ・地道なローラー作戦で地域の特性や人柄に加え、相場が分かる。

 ・同じ業者に複数の仕事を依頼すれば、コストが抑えられる。

 ・シルバー人材センターは費用も安く仕上がりも完璧である。

 ・不動産会社に相談すれば、良い業者を紹介してもらえる可能性がある。

 今回は「築古戸建てのリフォーム費用を安く抑えるコツ」について解説しました。

 費用を安く抑えることに成功しました。

 後はいよいよ不動産オーナーになるための入居付けです。

 入居まで時間がかかるのか、果たしてあっさりと決まってしまうのか…

 次号 入居者を募集する方法

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